どんな商品でもそうですが、付ければ付けるほど購入金額が上がるオプションシステム!
どれも便利で良さそうで、付けたくなりますよね。
キャンピングカーのFFヒーターは、付けて良かったオプションの一つです。
FFヒーターってなに?
夫が付けると言ったFFヒーター、
FFヒーターって何?
エアコン(暖房)ついてないのん?
私は何も知らずに最初はそう思っていました。
車にエアコン(暖房)がついているなら、別でヒーターなんて必要ないだろう、と。
我が家が買ったキャンピングカーは、カスタムセレクトのロードセレクトWMです。
ハイエースがベースになっていて、もちろんエアコン(暖房)は付いています。
エアコン(暖房)は付いていますが、車のエアコンはエンジンをかけていないと動かない。
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エンジンをかけているという事は、エンジン音がうるさい。
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キャンピングカーで車中泊をしたいのに、寒い夜、エンジンをずっとかけていたら周りに迷惑をかける。環境にも良くない。
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エンジンをかけているという事は、燃料を消費する。
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寒い冬の夜にカーヒーターつけっぱなしだと一酸化炭素中毒の可能性がある。
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寒い冬の夜にカーヒーターつけずに暖房ナシの車は寒い。
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凍え死ぬ。
ヒョエー!アカーン!
はい、そこで登場するのがFFヒーターです!
FFヒーターとは、エンジンをかけていない時も、スイッチ一つで使えるヒーターなんです。
しかも、少しの電力で駆動するので、サブバッテリーの負担も軽いです。
べバスト社のFFヒーター
我が家のキャンピングカーのFFヒーターは、べバスト社のAir Top 2000 STCというもので、高地用です。
べバスト(Webasto)はドイツを拠点とした会社で、「べバスト」と聞けば「FFヒーター」というくらい有名なようです。
カスタムセレクトさんのFFヒーターはオプションになっていて、
付ける場合は高地用にするかどうかも選べます。
カスタムセレクトさんの場合、
FFヒーターを付けると、ハイエース自体に付いているエアコンの暖房、リアヒーターは使えません。
FFヒーターのオプション価格は21万円、高地用にするなら24万円でした。(カスタムセレクト 2020年12月契約時価格)
高地用にすると言っても、FFヒーター本体が違うわけではなく、スイッチが違うだけです。
高地用にすると「マルチコントロール」というものが付きます。
通常の場合は「調整ダイヤル」が付きます。
マルチコントロールにはタイマー機能も付いていて、スス溜まり防止付きです。
FFヒーターの良いところ
良いところしか見当たりませんが、
- ガスファンヒーター並みに暖まるのが早い
- 燃料1リットルで十分暖かい夜が過ごせる(1リットルで約8時間使用できると言われています)
- つけっぱなしで寝てしまっても一酸化炭素中毒の心配がない
本当に暖かくて、外は雪が降るほど寒くても、FFヒーターをつけていれば、車内は少し暑いなって感じるほど暖かくなるんです!
我が家は寒い冬でもキャンプをして、テントで寝袋にくるまって寝ていました。
キャンピングカーを購入するに至った理由の一つに、この「冬のキャンプの寒さ」というのがありました。
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朝起きて寒いなと思っても、テント泊だと火を焚いて、お湯を沸かして温かいコーヒーを飲んで体を温めるしかありません。
車中泊でもFFヒーターをつけっぱなしでは寝ないので、明け方は寒いなと感じます。
ところが、このFFヒーターがあれば、ものの数分で車内が暖まるんです!
快適なんです!
FFヒーターにメンテナンスは必要?
FFヒーターにもメンテナンスは必要です。
納車時、カスタムセレクトの佐久間社長から、FFヒーターを使わない夏場も含め、月に1度は定期的に設定温度を最高温度(35℃)にして10分ほど作動させるように、と教わりました。
知らないうちに吸気・排気の配管に虫が入り込んで詰まってしまったり、内部にススが溜まって着火しないことがあるようです。
FFヒーターの後付けは考えなかった?
とにかく低価格でキャンピングカーを購入したかったので、後付けできるものはメカニックの夫が自分で付ける、を基準としていました。
FFヒーターも後付け可能です。
中華製の安い価格の物もあります。
ですが、後付けはものすごく大変だという事、燃料を使うものなので危険だしプロに任せるべき、ベバスト社のものなら何かあった時も修理を依頼することができる所はたくさんある、ということから、後付けは考えませんでした。
実はこんなことがありました
マルチコントロールではなく調整ダイヤルが付いていた
※この出来事のブログ掲載について、佐久間社長はご了承済みです(^ー^)
納車の時には全く気付かなかったんですが、タイマーってどうやってやるんだろう?ってところで、FFヒーターが高地用になっていないことに気付きました。
注文書を確認してもやっぱり高地用で注文しています。
冷蔵庫の件に続き、夫が佐久間社長に連絡です!
本体から交換せなあかんのちゃうやろか?
これはさすがにプロじゃないと無理やろう…
そう思って心配していたんですが、
「マルチコントロール」が送られてきて、取り替え方法の図説をLINEで受け取り、夫が取り替えました。
夫が教わった通りにすると、交換できました!
良かった良かった。
FFヒータースイッチの場所の重要性
ロードセレクトWMのFFヒータースイッチは、写真の位置、運転席後ろに付いています。
運転席から手が届くこの位置がとても重要なんだ、と、カスタムセレクトの佐久間社長から教わっていて、使っていくうちに本当にそうだと実感しています。
後ろの席に座っている人が「寒いな」と言った時、運転席から手が届くところにスイッチがあれば、すぐにFFヒーターを付けてあげることができます。
また、FFヒーターは本当に暖まるのが早いので、エアコンをつけていてもなんかちょっと寒いなって時は、FFヒーターを付けるとすぐに車内全体が暖まります。
FFヒーターのスイッチが、運転席から手の届かない場所にあったらどうでしょう。
例えば集中スイッチのところにあったとして、
後部座席には、FFヒーターのスイッチを入れたことがない、入れ方がわからない子供や友達が乗っているとします。
スイッチの入れ方を教えたとしても、うまく伝わらず、
なにか別のスイッチを入れてみたり、切ってはいけないスイッチを切ってしまうかもしれません。
アカン…
やってもうてる…
また、車には運転手ひとりしか乗っていない場合、
そのまま寒いのを我慢するか、車をわざわざ停めてFFヒーターのスイッチを入れに行くことになります。
また、
さすがFF!
車内は十分暖まった!
いったんFF切ろっかなー。
と思っても、運転席から手が届かない所にスイッチがあると、すぐに切ることはできません。
だから、FFヒーターのスイッチは、運転席から手が届くところにないといけないんです!
これからキャンピングカーを買う人ー、
コレめっちゃ大事ですよー!
FFヒーターは付けるべきか?高地用にするべきか?
付けるべきです!!
標高が高いところに行く場合は高地用にすることを勧められます。
我が家は夫がスノボをするので高地用にしました。
でも、スイッチが違うだけなので、標高が高いところに行かなくても、高地用=マルチコントロールにしておいた方がいいように思います。
タイマーも付いていますし、ベンチレーション(換気)も付いていて便利です。
これからキャンピングカーの購入を考えておられる方は、
寒い時期に車中泊することがある方は、
FFヒーターを付けることを強くオススメいたします!
「付ければよかった」ってことになったとしても、
「付けなきゃよかった」ってことにはきっとならないと思います。
FFヒーター吹き出し口増設
FFヒーターには大満足していましたが、吹き出し口がどうにかならないかな?と問題を抱えていました。
その問題を解決しましたので、こちらの記事も読んでいただければ嬉しいです。
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