連日の超勤
2021年2月末頃から急に仕事が多忙になりました。
毎年3月4月は年度またぎで忙しいんですが、
今回はその忙しさをはるかに超える忙しさでした。
後から聞いた話によると、2021年4月からの新規事業として、2020年1月から上席の間ではあがっていた話が1年間放置され、それが2021年の年が明けてからバタバタと話を詰めて、下っ端の私に仕事が下りてきたということでした。
私はそんな話があがっていた事も聞かされておらず、
急に聞かされた新規事業を始めるための準備を、
短時間で理解し、進めなければならなくなりました。
どう考えても時間が足りませんでした。
そして連日の超勤、土・日・祝も仕事をする日々が始まります。
リモートワークの良し悪し
コロナの影響により始めたリモートワーク。
これは私にとってはとてもありがたく、時間を有効に使えるため気に入っていました。
ところが、
リモートワークができる = 何時でも仕事ができる
という事になり、出社日も帰宅後、家事を終わらせてから仕事をするようになりました。
深夜1時、2時まで仕事をし、朝5時30分には起きる、という毎日です。
曜日がわからなくなっていきます。
下痢が止まらない
食欲はありました。
お腹もすきました。
ただ、3食ごとに食べれば下痢、という毎日が始まります。
右後頭部の強い痛み
定点で強い痛みを感じるようになりました。
恐らくこれはパソコン作業が長くなっているせいだろうと思いました。
普通の頭痛とは違い、一点集中で痛みを感じていたため、頭痛薬は飲みませんでした。
朝、めまいで立ち上がれなくなる
ある朝、起きようとしたら世界がぐるんぐるんと回っていて、
ひどいめまいで起き上がれなくなりました。
その日は出社しなくてよいリモートワークの日だったこともあり、急ぎの仕事だけを終わらせて、私の体の状態を詳しく上席に伝え、休ませてもらう事にしました。
睡眠不足が祟っているんだと思い、寝ようと思ったんですが、その日ちょうどマンションの隣の部屋に改修工事が入っていたようで、壁にドリルの音がしていてちっとも眠れず。
あかん…寝られへん…
熱はないのに寒気がする
昼間に寒気を感じる日がありました。
周りを見ても寒そうにしている人はいません。
その夜、いつもの44度のお風呂に浸かってもぬるいと感じ、設定温度をあげてもちっとも温まりませんでした。
熱は出ませんでした。
温度を感じる機能がおかしくなっているんだと思いました。
過労死、うつ病 を考える
これまで、過労死やうつ病の人が増えている、というニュースを見ることはありましたが、
そんなにまでして働かんでもええのに。
周りの人は何で気付かんかったんやろうか…
誰も助けんかったんやろうか…
そう思っていました。
今回初めて、あぁ過労死、うつ病ってこういう事なんだな、と思いました。
私の現職は正社員が私だけしかいない極小企業。
極小企業の為、社長や取締役も実務を行います。
ところが、今回の新規事業に向けて
そもそも上席に割り当てられた仕事を、
期日まで日がない時に、私に丸投げしてきた上席がいて。
寝ても覚めても仕事のことで頭がいっぱいでした。
この状態が続いたら過労死まではいかなくても、うつ病になるかもな、って。
わかる気がしました。
加えての心配事
ちょうどその頃、母が病院の検査でひっかかり、
ただでさえ通院している体なのに、また新たな心配事がでてきました。
今の仕事状況、コロナの状況、どう考えても行ってあげることはできません。
大丈夫やろか…と思う事しかできませんでした。
家事がおろそかになる
頭の中は仕事でいっぱいです。
出社日もリモートワークの日も定時で仕事を終えることはできません。
夫はよほどのことがない限り残業がない仕事なので、たいてい私の定時時刻30分後くらいには帰宅します。私の出社日は、夫の方が早く帰宅していることも多いです。
ヘトヘトなのに夜も家事。
家事の後に会社の仕事。
もう休まる暇がありません。
そして仕事よりも家事が疎かになっていき、そんな自分がイヤになっていきます。
「悪循環」そのものでした。
超勤するなと言われる
3月末、超勤しすぎで違法になるからこれ以上超勤するなと言われました。
え…私の仕事量わかった上で、
超勤しないとこなせない事わかってて、
私に丸投げしてきたんですよね?
超勤しすぎに今頃気付いて、その負荷を軽くする具体的な方法も全く提示せず、違法で罰せられるから超勤するな、ってのは人としてどうかしら?
ないがしろにされてる…
そう思いました。
仕事はこなせ、でも残業はするな。
どうすればいいのでしょうか。
頭と心の中が大混乱です。
私の体におこっていた事
4月中旬になりようやく少し落ち着いて、土・日は休めるようになりました。
そこで一体私の体に何が起きていたんだろうか、と調べてみました。
「自律神経がやられてる」「自律神経が乱れてる」ってことのようです。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つで成り立っていて、
その2つのバランスがとれていれば体調に異常は起こらないけど、
そのバランスが崩れたときに体調に異常が起こるそうです。
恐らく、私はこの状態に陥っていたんだと思われます。
交感神経は日中活動しているときに主に働いてくれ、
副交感神経は寝ているときに主に働いてくれているらしいです。
自律神経が勝手にずっと働いてくれているから生きていられるんですって。
最近、「はたらく細胞」っていうアニメがおもしろいよって教えてもらって見ているんですが、そのアニメを見ても、体の中のものたちがめっちゃ働いてくれているのがわかります。
ちなみにこのアニメ、自分の体大事にしようって思いますよ。
そして、勉強になりますよ。オススメです。
まとめ
働きすぎはよくない、体に異常が起きている、
そうわかってはいても、
仕事を投げ出してそのまま放置すればその事業を期日までに始めることはできないのに、
放置できたか?
この事業を始めようと提案して頑張ってくれていた上席もいるのに、
その上席もかなりの時間をこの事業に割いたことを知っているのに、
私は超勤せずに「ここまでしかできません」って
放置できたか?
性格上できません。
私の超勤を、違法になるからするな、と社長と一緒に言ってきた経理の方は、
ここまでしかできませんって言えばいいのよ。
それで上が困ればいいのよ。
って私に言いましたが、どうなんでしょう。
私にはできそうにないです。
これまで勤めてきたどの会社も、上司や同僚が、アップアップの時には自然と手を差し伸べてくれたし、私も「すみません、この手伝ってもらえますか?」って言えたし、こんな体調不良になることは一度もなかったですが、極小企業ではこうなるのか、と思いました。
今回の事で思うところは多々ありましたが、
ようやく体調も戻ってきたので取り敢えずは良かったです。
もし、業務多忙で体調を崩してこのままでは危険と思っておられる方がいたなら、
その状況でこのブログにたどり着く事の方が難しいと思いますが、
私は体調がおかしすぎて途中少しは調べたので、もしこのブログを見てくださったなら、
他にも従業員がいる会社なら、誰かに助けを求めてください。
他に助けを求められる従業員がいないなら、上席に現状報告をして、協力をお願いしてください。
私の場合、体調不良で休ませてもらった時、体の状況を詳しく伝えましたが、
休みの許可は出してくれましたが、残念ながら何の配慮もありませんでした。
でも、普通の会社なら誰かしら助けてくれますから!